新じゃがに新玉ねぎ、春にんじん──。
春の野菜売場は、なんとなくウキウキしてきます。
特に小粒の新じゃがを見ると、無性にポテトサラダが作りたくなります。
「ポテサラ評論家」と自称するくらい、ポテサラが好き。
居酒屋でもバルでも、メニューにポテサラがあれば、必ず注文します。
ポテサラには、無限の可能性があると思うのです。
定番料理なのに、お店や作る人の工夫や好みで、いくらでも変化していけます。
家で作るときも、夏ならみょうがを、冬ならごぼうを、といった具合に、「季節
ポテサラ」を楽しむことができるのです。
でもだんぜん、新じゃが、新玉ねぎを使った「春のポテサラ」はうまい!
そういえば、卵の旬も春だと聞いたことがあります。
自然の摂理に従えば、にわとりも他の鳥類同様、産卵期は春で、
この時期の卵は栄養価が最も高いようです。
新じゃがは小粒のものを選んで、皮はむかずにそのまま使います。
新玉ねぎはシャキシャキ感とみずみずしさを楽しみたいから、水にさらさない。
春のポテサラは、通常の調理工程を省略できるので、作るのが楽です。
ポテトサラダを作るときに大切なのは、ゆであがったじゃがいもが熱いうちに下
味をつけること。
つぶしたじゃがいもに、酢を混ぜるのが一般的ですが、うちはフレンチドレッシン
グを使います。それもマコーミックのものと決まっている。
なぜかといえば、実家がそうだったから、という単純な理由です。
でも、これ以外では、できあがったときに、なんとなく物足りなさを感じてしま
うから、仕方がありません。
ごはんのおかずになる、春のポテサラ!
ぜひ作ってみてください。
春のごろごろポテサラ
[材料]
新じゃが(小) 8コ
新玉ねぎ 1/2コ
きゅうり 1/2本
にんじん 1/3本
ゆで卵 2コ
フレンチドレッシング 大さじ2くらい
マヨネーズ 大さじ4くらい
ディジョンマスタード 大さじ1
粗びき黒こしょう 適量
[作り方]
1 新じゃがは半分に切り、皮ごと水からゆでる(レンチンでもOKです)。新玉ねぎは薄切りにする。きゅうりは薄切りにして塩でもみ、水気をしぼる。にんじんは薄いいちょうぎりにして、電子レンジで20〜30秒ほど加熱する。ゆで卵は8等分に切る。
2 じゃがいもがやわらかくなったらボウルに取り出し、熱いうちにフレンチドレッシングを回しかけ、さっくりと混ぜる。
3 2のじゃがいもの粗熱がとれたら、新玉ねぎ、きゅうり、にんじん、ゆで卵、マヨネーズ、ディジョンマスタード、たっぷりの黒こしょうを加え、さっくりと混ぜ合わせる。
できあがりは結構な量になりますよ。
2人で2〜3日分くらい。
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